ファミリービジネスサポート(家族経営法人支援)

中小企業の多くは、経営者一族が株主と経営を同時に担う「ファミリービジネス」です。ファミリービジネスは、創業者の想いや家族の価値観が事業に深く結びついている一方で、承継・相続・組織づくりといった場面で、家族と事業の利害が複雑に絡み合うという特徴があります。

経営権や株式の移転方法、持株会社化や新規事業への挑戦、さらには不動産や金融資産の活用まで、課題は多岐にわたります。そして、これらの課題への向き合い方次第で、事業の安定だけでなく、家族の結束や幸福までもが大きく左右されます。

こういう家族経営者様のための支援です

跡継ぎ問題
 ・経営権や株式の移転方法が決まらず、後継者にどう引き継ぐか迷っている
 ・子どもや親族の中で「誰が承継するか」で意見が分かれている
 ・後継者がまだ若く、経営経験や判断力に不安がある

組織再編と経営基盤
 ・持株会社化や事業の分離、統合を検討しているが、最適なスキームがわからない
 ・役員や従業員の配置、ガバナンス体制の設計が追いついていない
 ・本業と新規事業のバランスがとれず、経営資源が分散している

不動産や資産の課題
 ・本業以外に収益不動産を抱えているが、活用・売却・法人移管の判断ができない
 ・相続税や固定資産税の負担が将来どの程度になるか見通せない
 ・空室や老朽化など、資産価値の低下リスクを放置している

家族間の合意形成
 ・資産承継や役割分担について家族の意見が割れている
 ・経営に関わる家族と、関わらない家族との間で不公平感が生まれている
 ・家族内のコミュニケーション不足により、争いに発展する不安がある

M&Aや承継戦略
 ・M&Aによる事業承継や統合に不安がある
 ・買収、売却の判断材料が揃わず、タイミングを逃してしまうリスクがある
 ・統合後に組織が混乱し、従業員や顧客の離反が起きるのではないかと懸念している

「あとは家族で話し合ってください」――そう言われて困った経験はありませんか?

それこそが最も難しい課題だと感じている経営者ファミリーは少なくありません。同族企業(ファミリービジネス)では、ビジネス上の意思決定が家族関係に大きな影響を与えるため、家族間の対立や課題がそのまま事業のリスクになることも多いのです。だからこそ、第三者が伴走し、家族と事業の両面を整理・可視化しながら合意形成を支援することが不可欠です。私たちは、自らの企業経営・事業承継の経験とM&A実績を活かし、ファミリービジネス特有の課題に寄り添いながら、経営者ファミリーの承継・資産防衛・新規事業展開を支援し、安心して次世代に経営をつなぐための基盤づくりをお手伝いします。

ファミリーガバナンス整備(経営者家族会議の運営)

家族の“言葉づくり”から始める

家訓(家族憲章)、一族会議(家族会議)、ファミリーレポートの3点セットでファミリーガバナンスを確立し、有形資産だけでなく無形資産(知識・評判・人材・情報共有)もカバーした事業承継支援を行います。

経営者家族会議では、経営、株式、相続などに関する議題を整理し、家族間で合意形成を図ります。経営者家族の健康・ライフデザインも含め、次世代に安心して承継できる環境を整え、ウェルビーイングな経営を支援いたします。

後進育成サポートと事業承継の道筋づくり

バトンの渡し方、手伝います

我々が培ってきた企業経営や不動産経営の基礎知識、経営判断に必要な視点を、次世代経営者に提供します。後継者が自らの資産と事業を「理解→判断→実行」できる状態をつくり、安心して承継できる基盤を整えます。

主なサポート内容
・意思決定の型の習得(目的⇒基準⇒実行⇒振り返り)
・事業や資産全体の見える化
・株式、役員体制、情報移管を含む承継ロードマップ策定
・事業承継の伴走支援

スポットCXOサービス

CXOとは、“Chief × Officer”の略称で、企業経営における特定領域の意思決定を担う幹部を指す言葉です。COO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)など、組織内での責任範囲や専門性を明確にするための概念です。

スポットCXOサービスでは、中小ファミリービジネス企業の経営基盤を強化するために、COO/CMO機能を中心に、フジタ財託グループの経営幹部を短期的に導入できます。

経営状況の診断と改善提案を軸に、組織づくり・ブランド設計・リスク管理・業務改善まで実務レベルで伴走いたします。コンサルティングと異なり、自ら事業経営をしている立場から“机上ではない改善”を提供できることが最大の特徴です。

企業不動産活用コンサルティング(CRE戦略支援)

企業戦略に基づいた不動産の活用法をご提案します。拠点統合や遊休地の利活用など、企業や経営者が保有する不動産活用(オフィス・店舗・倉庫等)に加え、収益不動産を活用した資産運用・承継対策を通じて、企業価値の最大化を目指します。

不動産を活用し、収益性向上・節税・資産形成という3ポイントを抑えた企業戦略を設計します

本業の承継と並行して、不動産活用・売却・法人移転を設計することで、節税効果やキャッシュフローの改善が見込めます。

М&AにおけるビジネスデューデリジェンスおよびPMI支援

M&Aや事業承継においては、事前の正確なビジネス状況の把握(BDD)と統合後の早期安定化(PMI)が成功の鍵となります。
当社は自らのM&A・事業承継の実績を活かし、実務判断とノウハウを駆使した、中小企業オーナー向けのBDDとPMIを提供します。机上分析にとらわれず、統合後の「人・組織・業務・不動産」までを見据えた支援を行います。

M&A直後の混乱と価値毀損を最小化し、シナジー創出に向けて伴走しますので、はじめてのМ&A実施時におすすめです。

小規模不動産特定共同事業サポート

小規模不動産特定共同事業(小規模不特法)を活用した不動産クラウドファンディングは、中小不動産会社でも資本金1,000万円から参入できる新しい不動産金融スキームです。
当社子会社であるフジハウジングが、地域で唯一、不動産クラウドファンディングに参入している実績を活かし、新規参入を目指す事業者向けに商品設計から運用体制整備までサポートいたします。