家族の約束を言葉にし、型をつくる

家訓(家族憲章)、一族会議(家族会議)、ファミリーレポートの3点セットで統治体制を確立します。有形資産だけでなく無形資産(知識・評判・人材・情報共有)もカバーした資産承継および事業承継支援を行います。必要に応じて、士業・専門家をコーディネートしながら、当事者目線で“家族の一致団結”をサポートします。

こういう一族・オーナーのための支援です

・親族間で資産、株式、役割の“線引き”が曖昧なまま承継時期が近づいている
・家族だけで話すと感情論になって前に進まないので、信頼できる第三者に介入してほしい
・不動産、事業、相続をトータルで整理したい
・「次の世代が迷わない仕組み」を後回しにせず、今年つくっておきたい

家訓(家族憲章)の必要性

家訓(家族憲章)とは、家族が大切にする価値観や資産・事業の基本方針を文章化し、世代を超えて共有・継承するための共通ルールです。家族の理念や行動指針、意思決定や情報共有の方法、不動産や事業の基本方針、相続・承継の考え方などを整理し、家族会議や承継の場で活用することで、争いを防ぎ、家族の絆と資産を守る指針となります。家族全員が納得し、次世代に引き継げる「共通の約束ごと」となりますので、単なる理念ではなく、実務判断に直結します。
まずは家族構成と現状の課題をお聞かせください。初回お打ち合わせで進め方をご提示します。

家族憲章の主な策定例

  • 家族理念・ビジョン:家族として大切にする考え方(地域との関わり方、社会への還元姿勢など)
  • 行動規範:寄付・地域活動・環境配慮など、社会への関わり方の基本方針
  • 意思決定ルール:誰が・いつ・どの範囲を決めるか、会議体や承認プロセスの明文化
  • 情報共有の仕組み:資産状況や決定事項の共有方法(年次ファミリーレポート、議事録配布など)
  • 家族間の交流の促進:定例の家族会議やイベントを設け、合意形成と交流を図ります。
  • 不動産基本方針:保有・売却・賃貸の判断基準(収益性・安全性・地域貢献の観点など)
  • 家業、株式所有、経営への関与:家業へのかかわり方、株式の保有や譲渡、経営参加の基準
  • 後継者育成、選定:後継者像、育成プロセス、選定手順
  • 相続方針:資産分割の考え方、二次相続への配慮、信託や遺言の基本方針
  • 脱会規定:離縁の条件や手続、資産・情報の取り扱い
  • 紛争処理、仲裁プロセス:意見対立時の調整手順、第三者や仲裁の利用
  • 定期的見直し:憲章の改定時期と手続き

家族憲章策定のプロセス

  1. 事前ヒアリング(代表者・ご家族への聞き取りから議題を設計)
  2. 合意形成セッション(家族会議複数回、各2時間程度。議題設計・ファシリ付き)
  3. ドラフト作成(ヒアリング内容+会議での決定事項を整理)
  4. 最終版確定(家族全員で承認、署名または合意確認を実施)

支援開始から90日後に目指す姿

・“家族の価値観”と“意思決定の基準”を合意した草案完成!
・相続/承継、不動産方針、情報共有のルールが明文化!
・見直し時期、今後の手続きまで一族合意(署名)!

一族会議(家族会議)で迷いが減る理由

一族会議(家族会議)とは、家族全員が集まり、資産や事業の承継・運用方針を話し合い、合意形成を行う場です。相続や不動産活用などの議論や、意思決定ルールやタスクを明確化します。定期的に開催することで、家族間の対立や不安を未然に防ぐことができます。

当社では、一族会議の企画、議題設計、司会、議事録作成、決定事項のタスク化(宿題リスト)などの伴走支援を行っています。ROA診断や保有資産の棚卸しなどの結果をもとに、ご家族の現状を可視化し、課題提起させていただきます。必要に応じて、士業をコーディネートするなども行い、家族の意思決定を支援します。

題例:家族憲章の内容に加え、家族の健康方針、ライフデザインなど

支援開始から90日後に目指す姿

・月1回~年1回の定例会議を設計し、議題・議事録・決定したタスクが動き始める!
・資産棚卸し/ROA診断の共有で、数字を見て話す土台ができる!

ファミリーレポートが判断を早くする

ファミリーレポートとは、家族が保有する資産の状況や決定事項を定期的に整理・共有する報告書です。不動産や金融資産の現況、収益・修繕履歴、相続や承継に関するリスクや課題、家族会議での合意内容や今後の方針をまとめることで、資産の見える化と家族間の共通理解を促し、円滑な意思決定を支えます。

まず、資産情報を整理するため、「資産診断・活用支援」における資産(ROA)診断をご依頼ください。

当社のファミリーレポートでは、主に保有・運用中資産の年次要約(稼働状況/修繕履歴/方針/リスク)を家族会議の基礎資料として活用します。無形資産(知識・評判・人材・情報共有)についても可視化を行います。

支援開始から90日後に目指す姿

・保有資産の一覧、収益、修繕履歴、リスクなどの情報がひとつのファイルに集約!
・直近1年の優先タスクと担当/期限が明文化!

価格目安と成果物例

価格目安
・家族憲章作成支援 一式:30万円〜
・家族会議運営:10万円/回
・ファミリーレポート作成:10万円〜
・必要に応じた士業コーディネート:無料

成果物例
・家族憲章文書(製本費別)
・会議の議事録、決定事項、タスクリスト
・資産運用状況を整理した年次ファミリーレポート

対応エリア:埼玉県内及び東京都23区内